デッサン1|ムサビスクーリング

木炭人物デッサン|武蔵美スクーリング|デッサン1 制作日記

ずっと前からやってるブログBorn To Lose . Live To Winでは、遊び、大学、バンドなど色んな事を適当に綴ってます。ムサビ在学中の絵に関する記事はこちらのサイトにコピペして行こうと思います。大切だと思い書きとめても、遊び等の記事に埋もれ見返さないんじゃ意味ないからさw

2015/08/21投稿の記事

デザインを学ぼうと大学に入学。デザインだけじゃなくアートにも興味があったので、初めてアート系の科目を履修した時の日記。

科目:デッサン1
鷹の台キャンパス スクーリング(3日間)
2015 8/18,19,20 9:00~17:00

3日間のスクーリング無事終了しました。
今回も学んだことがたくさんありました。
そして、何より楽しかったです!

【1日目】
鷹の台キャンパスはうちから自転車で30分弱。カルトンなどの大きな画材を肩からぶら下げリュックを背負い自転車で通学。
最初に受講する生徒全員1号館の大きな教室で前提講義を受けます。100人弱くらいだったかな。
その後、4クラスにわかれ各アトリエに移動。1クラス20人。
年配の方から若者まで幅広い。ちょうど僕は真ん中くらいか。

講師は結城康太朗先生。軽い挨拶の後、時間が押してるとの事でさっそく実技に入る。アトリエ中央にモデルさん用の台があり、それを中心に生徒が丸く囲む。天気よかったのでライトはつけず自然光。窓からの自然光は光の角度がわかりやすい。部屋の電気をつけちゃうと分散してしまう。

モデルさんが入ってきて生まれたままの姿に。5分、10分のクロッキーをいろんなポーズでやった。10枚くらい描いた所で、本制作の準備に入りちょっと描いた所でお昼休み。
デッサンは鉛筆か木炭から選択できます。僕は午前も午後も木炭。学びにきてるんだから、どうせなら難しい方がいいと思い。あと、木炭の方が迫力があって好き。
クラスメートと学食でお昼。学食は安くて嬉しい。唐揚げセット410円。
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午後はヌードではなく着衣で座位。学生は場所をシャッフル。違う角度から描くため。クロッキーから開始。午前中同様、ある程度の枚数を描いたら本制作。デッサンは描く角度や位置が大事だと思う。曲線が奇麗に見える角度、陰影の感じなど。午前中は、まあまあいい感じの所に位置を確保したんだけど、午後はご飯の後にたばこ吸ったりしてモタモタしてたら、残ってるとこ1カ所しかなかった。逆に言うと20人が「あそこは嫌だな」と思った場所。思いっきり逆光だし、モデルさんの後ろなのでせっかくのポーズも見えない。情報量が少ないと難しくなる。はぁ~。こりゃ大変だと気を引き締める。が、満腹で眠い。

【2日目】
1日目と同じで、午前中ヌードで午後は着衣。最終日に2点提出。これは時間的にきつい。
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結城先生がよく言っていた事。
疑いを持ち続け揺さぶって構図を探す。ここでいう構図とは、キャンバスに人物をどう配置する事ではなく、モデルさん自体の比率というか縦横比というか角度とかそういう事。

・1cmや3cmは余裕でずらしていく。要するに描き直す。ここまで描いちゃってもったいないから、これをどうにか活かす方向で..なんて考えで進めていくと後で大変な事になる。1カ所違う状態で全体のバランスをとろうとすると、無理が生じぐちゃぐちゃになっていつまでも決まらない。1カ所違うと他の見え方も変わってきてしまう。

例・オレンジの消しゴムの位置で他の4つの関係性が変わる
4つは開いている
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4つは集まっている
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・構図を探すにはとにかく描いては消しを繰り返す。一発で当たりを出そうと思わない。

分からない所は放置しない。例えば全体を描いてみて指先が難しいからと言う事で、そこを放置して描きやすい所から描き進めるのは良くない。分からない所を放置しても分かるようにはならないので、何度も何度も描いてみる。その事により分かるようになる。

・場合によってデフォルメは有効だが、形のくずれとは全く違うので、まずは正確に描く。

・イーゼルは高めにするくらいでちょうどいい。(初心者は下にしがち)

・デッサンはアウトラインを描いてから影を付けていくのではなく、影を追っていって中心を出す(というのもある)

描く前に10分以上は描かないでひたすら見る。横や反対側に回って見えない所の状況も把握する。

ヌードは難しい。だいたい僕はヌードはもとより人物の全身をデッサンするのが初めて。木炭自体も人生初の木炭、造形基礎以来。2日目になっても構図を探してる。完成するのか?

一方、難しいと思って取りかかった着衣は早い段階で構図が決まる。難しいと思ったから集中力が高まったのか、たまたまか。前者だと信じたい。

あと、先生は本制作の途中でも別のポーズとかでクロッキーをやらせる。これは、とてもいいと思った。クロッキーも後半には上手くなってきた。

5分で描いたクロッキー
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【3日目】
提出した作品(色が違うのはカメラ、撮影場所、部屋の電気によるもの)

ヌード。最後まで構図を探し続けた結果、顔や手先、足先が完全に未完成。最後にちょろちょろっと描いた程度。腰はわりかし決まったが胸が決まらない。もう少し後ろに反っているんだけど、それを前からどすれば表現すればいいのやら。でも、最後まで探し続けたので、それなりにそこはいい感じになってきてると評価して頂いた。
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着衣。箱や床面など未完成で雑な状態だけど、人物は結構納得!
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15:20で終了。その後は講評タイム。順番に学生が自己紹介や作品について説明や感想を言ったあとに先生がコメントをしていきます。40作品がずらーっと並ぶと気持ちいい。

バンドでヴォーカルをしているからか人前でしゃべる時つい笑いを求めてしまう。
僕「ヌードはいまいちだけど、着衣は結構いい出来だと思います。もしかしたら才能が開花したのかもしれません!」
先生「笑・今日は言わせてあげるよ。でも確かに良い作品です。ダメな所も山ほどあるけど」
そして最後にぼそりと「参考作品に選出したので、終わったら研究室に持ってきて」

絵画系のスクーリングには美術系の高校や専門学校にいってたり、独学で何年も描いてるとか、絵画教室に通っていたとかそんな人がたくさんいます。そんな人達は当たり前ですが、上手いです。僕の様なデザイン系デジタル系の人間には太刀打ち出来ないなあと思ってました。

しかし今回、僕の作品(着衣)が参考作品に選ばれた。ちょー嬉しい。デザインを仕事にしてるくせにデザイン系のスクーリングでの課題が参考作品に選ばれた事はありません。それなのにデッサンで選ばれるとは!ww

返却は1年後
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その日の夜、のりこさんに報告。以前、哲学の科目試験で100点をとり「哲学者になろうかなー!」などと騒いでいた経歴を持つ僕に対して、のりこさん
「よかったですね!おめでとう。今度は画家を目指しますか?!w」

「う、うん。…目指そうかな。w」

3日間のスケジュール
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モデルさんって凄いと思いました。ハードな仕事です。お疲れ様でした!

(○・ω・)ノ————-end————-

そして現在、僕は画家を目指しています。人生って面白いですね (*≧▽≦)

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