ナイフで厚塗り|芝桜の丘-2

ナイフで厚塗り 制作日記

前回はテレピン油だけで描くおつゆ描き。下書きです。

秩父の芝桜|油彩下書き

大体の形が取れたので厚く絵の具をおいて行きます。色んな方法があると思うけど、ナイフでやりました。オイルはスタンドオイルのみです。色を作るときにナイフで絵の具を混ぜるんだけど、その時にスタンドオイルも練り込みました。あんまり入れすぎると絵の具がゆるゆるになるので、ちょっとです。

作った絵の具をナイフでキャンバスに置いていきます。ナイフでやる理由は2つ。僕の場合、最初の段階で筆を使うと細かな部分を描いてしまって絵に勢いがなくなるので、そうならないように。もう1つはナイフの方が作った絵の具を余すことなくキャンバスに持っていけるので経済的。

拡大。表面がツルツルになるくらい厚く塗ります。キャンバスの目が見えないくらい厚くします。この段階で表情はあまり付けません。フラットに近い方が後から操作しやすいので。

数日で乾きます。そしたらナイフや筆で表情を付けていきます。左の2本の木は筆を使用。厚く塗って乾いた状態はツルツルでテカテカしています。上に乗せる絵の具の食い付きが断然良い。描いていて気持ちいいです。

水弾きみたいな感じの今までにない現象が起きました。

こういう場合は大学の時からお世話になってて今でもお付き合いのある先生に聞いてみます。いつも頼りになります⸜( ´ ꒳ ` )⸝

回答
「スタンドオイルの量が原因だと思います。スタンドオイルに限らず、乾性油が画面に多くなると、乾いたときに塗膜ができて、上の絵の具を弾くことがあります。たっぷりの絵具をのせるなら弾かないですが、薄く伸ばす場合は刷り込むようにすると良いです。」

というわけで、ウエスや指で刷り込みました。またそれがいい感じの表現になった。

数日間少しづつ筆を入れていきこうなりました。

遠景はナイフでの描画が感じになっている!と週一で通うアトリエの先生に言われました。この後、筆でタッチを入れて行くのもいいけど、この状態でもいい感じ。いい感じの状態は記憶しておいた方がいいので、メモしておきます。

今のところいい感じ〜 ( ◜ᴗ◝)

この後、ああしようこうしようというプランがあるので順調です。プランがなくなりどうしていいのかわからなくなった時が悩む時ですよね。

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