絵画3|武蔵美スクーリング

裸婦木炭デッサン 備忘録

ずっと前からやってるブログBorn To Lose . Live To Winでは、遊び、大学、バンドなど色んな事を適当に綴ってます。ムサビ在学中に書いた絵に関する記事はこちらのサイトにコピペして行こうと思います。大切だと思い書きとめても、遊び等の記事に埋もれ見返さないんじゃ意味ないからさw

October 28, 2019の投稿記事

ムサビの話

絵画3のスクーリング前半でした。(10/18.19.20 9:00~17:30)
受講生38人で、37人は油絵学科の人たちです。残る1人りはデザイン情報学科の人です。そうです、僕です。w
1,2年生が受けるレベルでは無いので専門性が強くなり、さすがにそうなりますよね。
前半は木炭デッサンです。ヌードと植物です。
人物と植物をモチーフに「自然と生命」をテーマとした絵画的な構成を模索する。と言った感じです。

僕のクラスの担当は坂本龍幸先生

初日はひたすらクロッキーでした。クロッキーだけで初日は終了しました。
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備忘録(初日)

  • デッサン、1本目の線は消さない。なぜなら違った場合、それが違うと言うことがわかるから。ちなみにルーベンスは2本目が上手だったらしい。
  • いろんな描画材を使う。
  • 消せないペンで描くのもいい。消せない描画材は消そうと思えば消せると言う気持ちがなくなるので、鉛筆とは違ってくる。
  • モデルさんを回り込んでいろんな角度から観察すると良い。肩甲骨から腰はこんなに段差になっていたのか~と気付く。真後ろからだと気付かないので、描くのが難しい。上手くいかない。

先生が学生のクロッキー帳にさらっと描いたもの
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骨格を意識して描くと極端に変な風にはならないから、骨格を理解すると良い。しかしそれを意識すぎるとロボットの様な絵になってしまう危険性もあるのでよくない。ようするにバランスですね。

2日目は、最初クロッキーをやってエスキース、デッサンです。僕は木炭。

よく見てるのにどうしてもこうなってしまいます。何度描き直したことか..足が小さくなってしまう。
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先生に相談
先生は、こうなるのはよく見ている証拠だと言ってました。その原理を丁寧に説明してくれました。

イラストレーターで描いてみました。
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円柱を真横から見ています。円柱の上部や下部を見る時に首を傾けたりするので、円柱と目が平行ではなくなり、パース(遠近法)が生まれます。高層ビルを下から見上げたら上の方に行くほど細く見えるのと同じ。自分の位置からモチーフが遠ければこの現象は起こりにくい。近ければ起こりやすい。今回はモデルさんとの距離が近かったので、こうなったと思われます。

余談ですが、この事をよく理解した上でセザンヌを見ると今まで以上に面白いはず。

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2日目終了

3日目(最終日)はひたすらデッサン

朝から午後3時くらいまで描いて、その後は講評会。今回もいろんな発見や学びがありました。

完成
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今回は見たものを上手に描くと言うことだけではありませんでした。一歩進んだその先のことを学びました。どう言う絵にしたいのか?何を感じ何を表現するのかなどです。

初日だったかな。先生に「なんで絵を描くの?」と言われたときはびっくりしました。そのときはうまく答えられませんでした。帰りの電車でぼんやり考えていました。どんなに上手に描いてもダヴィンチには敵わないだろうし笑。
自分の感じたことは自分にしか分からない。その自分にしかわからないことを表現するのかなと思った。ならば、自分はモデルさんを前に何を感じているのだろうか。はっきり言ってよく分かっていない。でもきっと何か感じているはず。それはなんだ??
僕は木炭を持ってモデルさんと向き合っているけど、本当に向き合わなければならないのは自分自身の心なんだと思った。
風景であれ静物であれ、絵を描くと言うのは自分の心を描くんではないだろうか。

備忘録(最終日)

  • デッサンは手段であり、目的ではない。
  • 制作中に上手くいかず困ったとする。その時に道具の使い方で困っているのか?デッサンで困っているのか?絵(風合いや構図)で困っているのか?分けて考えると楽である。
  • 道具を変える事でマンネリを脱出できることもある。
  • 課題は何ができないのかを見つけ出すのが良い。
  • 間違えた線を引かない限り当たりの線を見つけられない。
  • これが私の絵だと言い切ることは大切!例、ゴッホの絵を見て形がとれていないと言う人はいない。中途半端だと突っ込まれる。
  • これから絵を描いていくにあたり。描きたいものは自然とやってくる。自分から無理に取りにいくと嘘になることがある。そしてやってきた時に、描く技術や道具の使い方など知識がないと残念だから、その時に備え技術は付けておく。知識も。
  • 上手くいかない時は、自分がどうしたいのか分かっていない事が多い。なぜなら自分なりの正解が無いのに上手くいくもいかないも無いから。
  • 描くときは感情移入すると良い。ただの花瓶でもただのモノとせず、今から花瓶が喋り出しそうなくらいの気持ちで描くと、そこに物語が生まれ絵が生き生きしてくる。

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