ホイップクリーム|野布良漁港-4

野布良漁港・船|油彩 制作日記

色を重ね塗りしていってます。しかし、いっこうに厚くならない。このままではいつもの薄塗り作品になっちゃう(汗)どうにかしないと。

その前に、なんで厚塗りにこだわっているのか? ズバリ、マチエールです。マチエールは簡単に言うと物質感です。これはデジタル画には無いものです。これこそが油絵の魅力と言ってもいいくらいです。僕の好きなモネの絵は厚塗りなのでとても迫力というか存在感があります。すごく魅力的。

油絵具を使って薄塗りの作品もあるので、必ずしも厚く塗らないといけないわけじゃ無いけど、水彩画やデジタル画では表現できない油絵具特有のマチエールを出したいよね。そもそも僕は美術館でたまたま見たモネの「積みわら」を見て感動し油絵を始めたので、厚塗りが僕の目標です。初心者のあこがれw

【考えられる厚くならない理由】
・筆にたっぷり絵の具をつけてもキャンバス上で筆を走らせてしまう。これによって絵具の山が平らになちゃう。
・そもそも筆につける絵具の量が少ない
・絵の具の粘度が低い(溶き油を付け過ぎ)

こんなところか

まずは少ない絵の具でより多くの面積を塗ろうとする貧乏くさい考えを捨てないといけないようですw

一部分だけど思い切ってやってみた。失敗すれば拭き取ればいいし、綺麗に拭き取れなくて変になったら最悪、最初からか描きなおせばいい。
野布良漁港|油彩

思い切って「えいっ!」と絵の具を置きました。なんと!いい感じです。

ホイップクリームを筆に付けて画面にフワッと置いていくイメージ

今まで「絵の具を塗る」と言って来たけど「塗る」は違うと思いました。よく思い起こしてみると上手な人は「絵の具を置く」と言っていたような….

最初の薄塗りは「塗る」でいいけど、後半からマチエールを出していくには「置く」なんですね。

「なるほどー!」今回またひとつ扉を開いた。
ひらめきパンダ

船とボラードを厚くした。ボラードとは港で足を乗せてポーズする為に設置してある杭のことですw。係柱(けいちゅう)とも言う。
野布良漁港・船|油彩

野布良漁港・船|油彩

野布良漁港・ボラード/係柱|油彩

この調子で進めていこう。楽しみです(≧ω≦)

絵の具を勢いでドーンと置いていくのである意味一発勝負です。ドキドキします

((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪

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