次作に向けての鉛筆デッサン2|勝山浮島

勝山浮島デッサン修正 制作日記

以前お伝えしましたが、週に1回2時間半近所のアトリエに行ってます。制作中の作品を持って行って先生にアドバイスをしてもらいます。

自分では何も考えず先生の言う通りにやって「上手に出来ましたー!」と言う風にやっているわけではないです笑。まず自分の考えを伝えます。A案とB案がある場合、先生はそれぞれの良いところと良くないところを教えてくれます。気づいていなかった箇所も指摘してくれます。2時間半なので、アトリエでそんなに描く時間はありません。なので、家でそのアドバイスを参考に自分なりに色々と考えて描いて1週間後また行くという感じ。

僕にとって先生のアドバイスはどれもこれも「目からウロコ!」と言う感じではありません。武蔵美で学んだ事や自分で本や美術館に足を運び学んだ事があるからです。そんなに知識があるなら教わる必要ないじゃん!と思うかもしれませんが、制作の際にそれらの知識が活かされないと言うか出てこないんです。武蔵美や本などで得た知識を頭の中の引き出しに入れたのはいいけど、肝心な時に引き出しが開かないって感じ(汗)

その引き出しを先生が開けてくれます。

「いつも頭の中の引き出しを先生が開けてくれます」と言うと、「打てば響くという感じで、アドバイスすると期待以上の結果を出してくるので、こちらも楽しいです」とおっしゃってました。ありがとうございます。

昨日は制作中の油彩と次作に向けてのデッサンを見ていただきました。
赤線。偶然にも揃ってしまっているので、ずらした方が良い。こう言うのって人は無意識に視線を引っ張られるんですよね。何かそこに意味があるならあえて引っ張るようにするんだけど、この場合そこには意味がないので、ずらします。
青線。この絵で見せたいものは空、海、遠景の島なので、近景のテトラに面積を多く取らない方が良い。
今回も引き出しを開けていただきました。

あと、画面右が重くなってバランスが悪いので、浮島を若干左にずらします。

これを繰り返して行くうちに自分で引き出しが開けられるようになる気がします。まだまだ先の話ですが。頑張ります 😄

絵は構図が大事。実際に見える景色が綺麗な構図にならない場合は、作家が自由に動かすんです。モネもユトリロもそうしてます。そこが絵のいいところです。でも今どきは、写真でもフォトショップで自由に動かせちゃうんですけどねwww

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