僕はバンドを長いことやってきた。そして今は画家を目指している。音楽と絵描き。よく言われるのが「自分らしさ」
「もっと自分らしさを出した方がいい」みたいな事をアドバイスしてくる人がいます。アドバイスはありがたいんだけど軽く受け流すことが多い。そもそも自分らしさとはなんなのか?オリジナリティとは何か?油絵の具を筆でキャンバスに塗るというのは誰かが考えたこと。誰かのアイデア。極論を言えば表現のオリジナリティを求めるなら油絵の具も筆も使わない方がいい。
そもそも自分というものは自分でも良くわかっていない。なぜ生まれてきたのか?理由はあるのか、ただの偶然なのか。思考とは何か。存在するとはどういうことか。考えれば考えるほど分からない。結局は哲学的思考になり答えが出ることなく終わる。(思考は心理学で説明つきますね)
なので、自分らしさなんて考えるだけ時間の無駄なような気がする。僕と全く同じ思考を持ち、僕と全く同じ趣味で同じものを見て感じて、、、そんな人はいないと思う。だから人は普通に生きているだけでオリジナルだと思う。無理にオリジナリティを追い求めなくても自然にしていればそれが既にオリジナリティ。それに気付かず変に「オリジナリティ=周りの人と違うこと」という図式でオリジナリティを追い求めると不自然が生じてしまう。それは自分らしさと言えるのか?
自分らしさとは探したり追い求めるものではない。いかに自分に正直にできるかということだと思う。自分が好きなものや感じたものを素直に出せるかどうか。「もっと自分らしさを出した方がいい」などのアドバイスは無視するのがいい。自分の好きな事をひたすらやればいいんだと思う。そして、それは何より楽しい。
※写真は先日猛暑の中、千葉の海にアジング(アジのルアー釣り)に行った時のもの
記事内容とは関係ないけどアジングは楽しいよw
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